「復活の日」
小松左京が1964年に書き下ろしで発表した日本のSF小説で1980年6月に東宝系で公開されたSF映画である。生物兵器に使うため弱毒化する過程で出来た、猛毒の新型ウイルス MM-88がスパイによって持ち出される。スパイの乗った航空機は、吹雪のため前方視界不良に陥り、岩山に激突し墜落した。やがて、春が訪れ気温が上昇すると、MM-88は増殖を始め、全世界に蔓延した。そして、夏には人類を含む脊椎動物のほとんどが絶滅し、わずかに生き残ったのは極寒(北半球とは季節が正反対で真冬)の南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人(映画では863人)と蔓延前に出航していた原子力潜水艦の乗組員だけであった。