前章はお金による様々な悩みを書きましたが、次は自分さえ良いと

いう心から生まれ出てくる悩みを書きます。

前記したようにお金さえあれば幸せになれると思う間違った心使かい

を書きました。

ここでは自分が思うように過ごせば幸せだと思う心によ巻き起こる悩

みを書きます。

人が生きてゆくのに自分一人では生きて行けないと何度も書いてき

ました。

しかし人間は色々なことに縛られ生きてゆかねばなりません。

法律や社会の規律ですね。

そんなことわかってる、法律さえ守っていれば警察に捕まる事も無く

暮らせると、自由気ままに生きてゆく人が増えています。

それでは本当の人生を過ごせません。

社会生活をするにはどうしても人とつながりが無ければいけません。

しかしわずらわしいと思い避けても、避けれないことが次々起こりま

す。

人は特別でない限り働かなくては生きていけません。

衣食住を支えるのは働いてこそ得られるものです。

ですから会社にいくか自営をしなければなりません。

そうすればどうしても人との関係が出てきます。そこで自分の思うよう

に生きていけば、みんなに嫌われ居所がなくなります。

それでも平気だという人は益々人から嫌われます。

学生や、親のすねをかじっている人は何とかなるでしょうが、ほとんど

の人はそうは行きません。

嫌々でも社会生活を余儀なくされます。

嫌々して嫌がられては徐々に心が追いやられ、精神的な病気になり

ます。

現在社会ではそうした人が多くなり、うつ病やノイローゼ等の精神疾

患になります。現在日本では1年間に3万人以上の自殺者がいます

が70パーセントはうつ病の人といわれています。

今はそういう病気の人が増えたために、そういう病院が増えましたが

、なかなか病院では治りません。

そのため多くの薬が出来ています。

そういった病気は薬では治りません。その手の薬は嫌な事を忘れさし

たり記憶力を弱めたり、睡眠薬や精神安定剤を飲み続けなくてはなり

ません。

癌などと違い原因がわかっているからその原因を取りのぞかなけれ

ばなりません。



しかし今はそういう病院が多く出来て治らなくても薬である程度楽にはなります。

私たちの子供の頃は精神病院というと気違いの行く所だとばかにしてました。

ですから少々苦しくても精神病院にはいけませんでした。そういう病気は大きな

病院に多かったですね。

そこで病院も行きやすいように、神経内科とか心療内科などという名前の科を作

りました。神経内科、心療内科、精神科はほとんど同じで、話を聞いて薬を出すと

いうことです。

しかし前記したように精神科の病院が多く出来たため、本来の精神科、神経内科

、心療内科も増えました。

精神科は自分で心を抑えられない。パニック症。

そしてうつ病や、ノイローゼなども精神科の範疇に含まれます。

神経内科は精神的な体の病気を治療するのが目的で、胃潰瘍や、十二指腸潰

瘍や原因不明の頭痛やめまい。

メニエル病と同じような症状も含まれる科で、薬だけでなく科学療法などもおこな

います。当然それに対応する薬も出します。

心療内科というのは心の治療を話し合うことで原意究明を行い心の使い方を指

導する科で、薬を出さないところもあります。しかしどの科でも大概精神的なもの

は診察してもらえます。

精神的な病はこれくらいにして,
現在問題になっているメタボリックシンドロウムに

ついて一言。

現代は飽食の時代といわれ、安くて栄養価がありおいしいものが多くあります。

つい食べすぎ、飲みすぎになります。

人の体はよく出来ていて多く食べると胃も大きくなり、食べる量は増える一方です

。そういう人に限ってどこにいくのも車で移動し、歩いたり運動する人が少ないの

です。

体力を使う仕事をしていれば仕方ないかもしれませんが、そういう生活をしてディ

スクワークしていれば食べたエネルギーを使うことなく体内へたまる一方です。

神経質な人や内臓が弱くエネルギーを吸収しにくい人はほっそりしていますが、

前記したような人は腹が出、メタボになり定期的に血液検査をしなければならな

いのですが、自らそこまでする人は少ないですね。

そしてたまに会社で定期健診した時に血液がコレストロールや中性脂肪、血糖

値、血圧が非常に高く医者に行かねばならないことになります。

それはまだラッキーですが、医者にかかる前に脳梗塞、脳内出血等でなくなる方

が非常に増えています。

ごはんは体内で糖に変わり最後に油になります。糖分も油になります。

その油分を運動などで燃焼しないと血中にたまり、コレストロール、中性脂肪、血

糖値、血圧が上がります。

そして血液はどろどろし、流れにくくなり、脳などの複雑で非常に血管が集まって

いるところで詰まってしまうのです。細い血管でしたら頭痛くらいですみますが、

太い血管が詰まれば脳梗塞。

詰まったところに血圧が上がれば脳内出血。脳は血液が常に新しい酸素を送ら

ないとすぐ働かなくなります。

最悪で即死、命を取り留めても半身不随などの後遺症で家族共々苦労します。

中性脂肪は300〜400値以上になるとすい臓に負担がかかります。そのままで

は膵炎になり1000を越すと急性膵炎膵臓が破裂し死亡する事になります。

実は私は中性脂肪が1400という値が出てあわてて血液専門の医者のいる病

院を紹介してもらい行きました。大阪大学の医学部出の先生で、こんな血は見た

ことないから、研究用に分けてくださいと言われました。

現在の体重の2倍くらいあった頃です。

そして糖分が分解されず血糖値が異常に、高くなると糖尿病になります。

このような病気はやはり欲ですね。

食欲が無くなればまた調子が悪くなりすぎますが欲が過ぎればこうなるということ

で、病の元は心からと昔から言われています。つまり多くの病気は心によるので

す。


メタボ関連の病気で亡くなる方がガンの死亡者を越しました。

儲けるために食関連企業が増え、廃棄処分される料も相当な物です。

料理屋の廃棄品を食べて暮らしている方が肥満になったという笑い話もあります。
売るほうも、買うほうももっと質素にしなければ。

忠告しますが食べすぎ、飲みすぎで苦労します。


 

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第五章   人の心による悩み(2)